【初めての家庭菜園】春ジャガイモの生育管理と収穫のポイント

じゃがいも栽培

ジャガイモの生育に合わせた管理としては、芽かきや土寄せがありますが、あまり神経質にならなくても、収穫が可能でした。作業と収穫方法、保管方法について記載します。

発芽後の管理

  • 多少の害虫による食害は発生するが、成長を妨げるほどのものではない。
  • 水やりは控えめに。基本的に自然の雨に任せて問題ない。
  • ジャガイモの茎が柔らかいため、背丈が伸びてくると風などで倒れやすくなる。
  • 根本に土をかぶせて、芋の露出を防ぐ。

発芽後の経過

【植え付けから24日目】4/20の状況。芽が大きくなってきました。この時点では害虫による食害もありません。

【34日目】4/30時点です。順調に成長しています。茎も太く、背丈も伸びてきました。
1株から出ている茎の数が4本以上ある場合は、芽かきをした方がいもが大きくなるようです。
ただ、筆者の場合、芽を下にして植えているため、地表に発芽した芽がそもそも少なく、芽かきの必要がありませんでした。

【44日目】5/10時点です。赤枠部分に蕾がついています。ジャガイモは花が咲きますが、通常実は着きません。(ただ、今回は、後に掲載するとおり、1つだけ実が着きました。)
花や実は養分がとられるため、摘んだほうが良いという意見もありますが、筆者はそのままにしました。
それでも収穫に悪影響はなかったと認識しています。

【52日目】5/18時点。花が咲き始めました。

【62日目】5/28時点です。青々として順調にみえますが、少し背丈が低くなっています。根本から茎が倒れてきてしまったためです。少し前に風の強い日があり、その影響で茎が倒れてきたと思われますが、一度倒れると回復しないようです。
本来、ジャガイモの栽培管理としては、ある程度育ってくると土寄せが必要になるのですが、黒マルチをかけているため、あまり意識していませんでした。
黒マルチをかけない場合に比べると土の露出部分が少なく、土寄せの重要性は小さくなるのですが、それでも根本部分は露出しているので土寄せ自体は必要なようです。
筆者は、ほとんど土寄せをしていなかったので、このように倒れやすくなったと思われます。

ジャガイモの実

【67日目】6/2時点。珍しいようですが、ジャガイモに実が着きました。トマトと同じナス科ということもあり、ミニトマトに似ています。

収穫時期

  • 葉が黄色くなり、枯れてきたら、そろそろ収穫の時期。
  • 30℃を超える日が多くなってきたら、完全に枯れてしまう前でも収穫したほうが良い。

【81日目】6/16時点。葉が黄色くなりはじめ、やや枯れてきました。

【90日目】6/25時点。枯れてきているとはいえ、まだ青い部分が多いです。
一方で気温がかなり高くなってきました。生育及びイモの肥大適温が15〜20℃と言われます。特に、30℃以上になると成長が止まり、イモが腐る可能性あります。このころから平均でも30℃を超えるようになってきました。

収穫

  • 土が乾燥しているときに収穫する。後述のように、イモを乾かす必要があるので午前中に収穫作業する。(雨が続いたあとなどは避ける。)
  • 収穫方法は、土が固くなければ茎を束ねて引き抜き、その後に株周辺の土を手で掘って残りの芋を探す。
  • 収穫したイモは、日陰などに半日ほど干して、湿った土を付けたままにせず保管。涼しい暗い場所がよいが、なければ、新聞紙で包んで冷蔵庫に保管すると1ヶ月半ぐらいは保つ。

【90日目】6/25、いよいよ収穫です。この日は最高気温が35℃超えとなる猛暑で、朝から強烈な日差しでした。諸事情で11時頃から収穫作業を始めました。暑さ対策は必須です。

株を抜いたあとは、周りの土を手で探り、他にイモがないか探します。
想像以上の大きさと数のいもが採れました。
すでに取得したいもを別の場所に移していますので、一袋のスーパーのジャガイモから、これだけ採れれば満足度も合わせて、かなりパフォーマンスが良いと思います。

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