多くの農作物は、アブラムシの被害を受けると思いますが、せっかくの家庭菜園なので農薬などの薬物の使用は避けたいところと思います。
そこで、サラダ油と洗剤を利用した対策が効果的でしたので、ご参考にして頂ければと思います。
油石鹸水の作り方
油石鹸水の作成のため、以下を用意します。洗剤は油汚れを落とす中性洗剤であれば効果があると思いますが、ネット記事でよく紹介されているヤシノミ洗剤を筆者は利用しました。
基本的に、油と洗剤の割合を2:1で混ぜで、水道水で希釈すれば完成です。希釈後は、蓋をしてよく振ってかき混ぜます。泡がかなり出ると思います。
ペットボトルのキャップ1杯は約5mlですので、下記であればサラダ油をキャップ1杯、洗剤を1/2杯で計量して混ぜます。
- サラダ油(5ml)
- ヤシノミ洗剤(サラヤ株式会社 2.5ml)
- 水(500ml)
- 500cc程度の空のペットボトル(1つ)
- 霧吹きヘッド(500ml用。百円ショップにて)
油石鹸水の使い方
油石鹸水は、通常分離してしまう油と水に対して洗剤を入れることでゲル状にしていると想定しています。これをアブラムシに散布すると、アブラムシの呼吸している部分を塞ぎ窒息させるようです。
したがって、アブラムシに対して直接しっかりと散布します。アブラムシがいない場所にかけても予防効果は期待できません。散布後は20〜30分以上放置します。その後、水で洗い流すようです。
なお、同様の効果を期待できるものとして牛乳を散布するやり方があります。効果があると聞いていますが、ものすごく臭いそうです。
散布前の状況
以下の写真が散布前の状態です。大根を栽培しており、防虫ネットを張っていたので油断していたのですが、株の周りのマルチに粉のようなものがかかっており、異変に気づきました。歯の裏側を見るとどの株もかなりアブラムシが発生している状態でした。
油石鹸水の散布後
500mlのペットボトルに入れて、油石鹸水をスプレー散布します。アブラムシは葉の裏側にいますので一枚一枚葉をめくり、アブラムシに対して油石鹸水で浸すように散布します。
散布後は20〜30分は放置します。以下の写真は散布後の状態です。立体感がなく、ぺったりした感じになっていますが、この時点では効果があったのかどうか、分かりづらいです。
この日は洗い流すことなく、このまま帰宅しました。
以下が3日後の状態です。アブラムシは葉の裏にくっついているのですが、変色や型崩れし始めており、効果はあったものと思います。
ちなみに、水で洗い流そうとしたのですが、簡単には落ちませんでした。
このあと、2,3日毎に2回ほど散布したところ、アブラムシの発生はほぼ止まりました。
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