【初めての家庭菜園】秋ジャガイモの栽培

じゃがいも栽培

春ジャガイモでは思った以上の収穫量となったため、秋にも栽培してみました。春に比べてざっと半分ぐらいの収穫量になりましたが、1kgのデジマを種芋からですので、満足できるパフォーマンスでした。

  • できるだけ早く芽出しをして植え付けを行う。
  • 植え付けた9月は、30℃を超える日があるので、暑さ対策として日除けを行う。マルチ掛けは地温を上げるため、この時点で施すのは危険だが、できるだけ長く成長を促したいため、あえてマルチ掛けを実施。
  • 基本的に水やりは、天気任せで良いと思われたが、雨があまり振らないようなら、適宜、水やりが必要。

秋ジャガイモ栽培の準備

秋ジャガイモと春ジャガイモで、異なる栽培方法は次の点です。

  • 芽出しをしてから植え付ける。
  • ジャガイモは切らずに植え付ける。

芽出し

秋ジャガイモ用の種芋を用意します。秋ジャガイモに向かない芋を種芋にすると、芽出しが間に合わないと思います。比較的向いていると言われるキタアカリであっても、昨年は9月から芽出しを試みたものの、芽がでたのは1月でした。(当然利用できません)。
今回は、たまたま近所で種芋として売っていたデジマを利用しました。
購入後、比較的明るい場所で、ダンボールにいれて置いたところ、すぐに芽がでてきました。

植え付け

9/4に植え付けを行いました。芋は切らず、深さ5cmほどに埋めます。

まだ、30℃を超える日が有り、マルチをかけるかどうかは迷いましたが、今後は気温が下がる中で、収穫までの間の地温を保つことが必要になりますのでマルチを掛けておき、日よけを行うことにしました。黒い網は、百円ショップで売っていた日よけです。短くて、右端の1つは覆えていません。

植え付け後の手入れと収穫

その後の経過

【7日目】植え付けから7日目の9/11。芽が地表に出てきました。春ジャガイモと違い今回は芽を下にして植えていないので、地表に出てくるのが早いです。

【13日目】9/17。順調に芽が伸びてきています。概ねすべての芋から芽が出てきました。
1つの芋だけ、うまく日よけがかからず、直射日光があたるものができてしまったのですが、この時点で、成長に差があるように見えます。
日よけが当たらない芋だけ、成長が少し遅いです。

日よけで覆われている芋。順調に成長している。
この角度ですとわかりにくいですが、うまく日除けできていない芋です。上の写真に比べ成長が遅いです。

【18日目】9/22。写真一番左が、日よけが届かなかった芋です。明らかに成長が遅いです。この程度の日よけで効果があるのかわからぬまま試行していましたが、成長に差が出ているところを見ると効果がありそうです。

一番左が日よけのない芋。右側の芋たちと比べ明らかに背丈が異なる。

9月の気温推移は次のとおりです。9/20ぐらいから最高気温が30℃を下回るようになってきました。

【23日目】9/27。背丈が伸びて、日よけに入り切らずはみ出しています。ジャガイモの茎は意外と柔らかく、すぐに寝てしまいます。気温も収まってきているので、この日以降は日よけを外しました。
なお、やはり写真手間の、日よけで覆えていない芋は成長が遅いです。

【27日目】10/1。すっかり、茎が横に寝てしまいました。一度寝てしまうと、再度上に伸びるということはないのですが、収穫に特段支障はないと思います。手前が成長が遅れていた芋ですが、だんだん、違いがわかりにくくなってきました。

【42日目】10/16。順調に成長しています。ちょっと伸びすぎている感じもします。
蕾が着き始めました。

黄色い花の蕾が着き始めました。

【59日目】11/2。畑がジャガイモに覆われています。

【84日目】11/27。葉がやや丸まり始め、少し樹勢が衰えてきたように見えます。

下記の気温の推移のグラフを見ると、11月は、後半から一段と寒くなっているようです。15〜20℃が生育適温と言われますので、ややレンジより下方に移っているように見えます。

【94日目】12/7。12月に入って一気に気温が下がり、このように壊滅的な打撃を受けました。これ以上栽培しても、芋に栄養分が届かないと思います。

収穫

【98日目】12/11。ジャガイモの収穫は、芋を乾かす必要があるので、できるだけ午前中に実施します。
以下の写真の中央部分がジャガイモですが、茶色く枯れています。

掘り起こしてみると意外と大きなものもありました。こぶし大かそれより少し大きいぐらいです。

結局、1kgの種芋からこれぐらいの収穫ができました。春ジャガイモの半分くらいの収穫量です。大きなものもあるのですが、残念なのは、結構割れているものが有ります。割れている部分を除去すれば食べることは可能ですが、やはり割れていないほうが良いです。

以下は、9月から12月にかけての降水量です。今年(2022年)は、10月の中頃から11月中頃にかけて、降水量が殆どなかったようです。
割れた芋が多い原因ですが、乾いた状態に11月下旬頃の雨で一気に芋が水を吸収してしまったためではないかと考えています。トマトではよく起こる現象だと思いますが、同じナス科なので、似たような症状が出るのではないでしょうか。

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