春じゃがいもの植え付けは、暖地では3月頃と意外と早いです。その他、芽出し、切り方、埋め方を気をつければ、初心者でも比較的問題なく収穫できると思います。筆者は、昨年、植え付けの時期を逃してしまいましたが、今年は10個ほどの芋を植えて、みかん箱1個弱ぐらいの収穫ができました。サイズも市販のジャガイモよりかなり大きなものを収穫できて、コストパフォーマンス、満足度ともに高いと思います。
- 栽培する土地の気候にあわせて、植え付け時期を確認する。植え付けから収穫まで3,4ヶ月を確保できるよう植え付け時期を選ぶ。
- 病気対策として、土に石灰は入れない。
- 芽出しをしてから、芽を下向きにして植える。
- 水は控えめにする。基本的に、自然の雨以外では水を遣らない。
土作り
ジャガイモは、土がアルカリに傾くとそうか病になりやすいと言われます。また、あまり肥料を必要としないとも言われています。
今回は、借りたばかりの畑で、以前どのような土作りをされていたのかわかりませんので、土を耕して、黒マルチをかけるだけにします。石灰は入れません。
以下のオクラの播種の回で土作りをしています。
種いもづくり
種いもの調達
スーパーのジャガイモは、病気を持っていることがあるので、本来、種いもとして使用せず、専用のいもを購入することが原則のようです。
しかし、3月時点では近くで調達することができず、ネットでは結構な価格でしたので、3/17にスーパーのジャガイモを種いもとすべく購入しました。
下記の記事にも記載しましたが、作物ごとのスケジュールを予め把握しておかないと、筆者の前回のように調達が間に合わなくなります。下記の記事にはいくつかの作物のスケジュールを記載しました。
芽出し
発芽しやすくするため、芽出しをします。明るく、風通しの良いところに2,3週間ほどおいておきます。干からびてもいけないので、浅いかご等にいれて軒下のような直射日光の当たらないところにおいておくようですが、筆者は、明るい部屋に買った袋のままおいておきました。
もともと芽が出やすい状態のジャガイモだったのか、3/21週には少し芽が出始めました。
いもの分割
春じゃがいもの季節は気温が低いため、大きめのいもを切って、数を増やして植え付けることができます。
そもそも、ジャガイモは、地下の茎からストロンというわき芽がのび、それが太ったものとのことです。
したがって、ジャガイモを切るときには、このストロンに沿って切ると良いとのことです。下の写真の赤丸の部分がストロンがついていた部分です。
ストロンは、芋の反対側に向かって繋がっていますので、その繋がりを切らないようにします。下の写真のようにストロンから反対側に向けて繋がっていると想定して、沿って切ります。縦に切ってはいけません。
植え付け
気温の低い時期ですので、マルチを利用します。保温以外にも、保湿や余分な雨の流入を抑制する効果があります。色は黒です。
植え付け方法はいくつかあるようですが、強い芽だけが地上に出てくると言われる、芽を下にして植える方法を試してみました。芋の上部が切り口になります。深さは、芋の上部から地表まで5cm程です。
3/27に植え付けをしました。
芽が、一度地中を回り道してから地上に出てきますので、地上に芽が出るまで時間がかかります。筆者の場合、4/13に芽が出てきました。
コメント