今回は、スーパーのかぼちゃの種をまいて、実を収穫できるかどうかを試行してみました。ノウハウなしで実施しましたので、結果として1個しか収穫できませんでした。
- 発芽する自体は簡単。
- 2本程度を残して摘心しないと、どんどんの増殖する。養分が分散し、実が成りにくくなる。
- 確実に収穫を見込むなら雄花と雌花の花合わせが必要。(受粉作業)
発芽
スーパーのかぼちゃからくり抜いた種を洗い、牛乳パックのポットに種を播きました。意外に簡単に発芽しました。種自体が大きいので、発芽後の姿も大きいです。
発芽した日を正確に記録していないので、この日を発芽日として日数を記載します。(6/12)
【5日目】6/17時点。1週間でこんなに伸びています。この時点で増殖力の強さを感じていましたが、畑に定植後はさらに成長が加速することになります。
畑の定植
【14日目】畑に定植後の様子です。6/26の様子ですが、定植後数日経ってます。定植直後は、つるが柔らかく、すぐに折れていましたが、数日するとこのようにしっかりとつるが伸びてきました。
その後の経過
【21日目】7/3の状況です。他の作物に比べて成長が早いと感じます。
このぐらいのタイミングで、本来は摘心をして、2本立てぐらいにするようです。親つるは切り、伸ばしたい方向の子づるのうち、太くしっかりしているものを2本ほど残すようです。
筆者は、この時点で摘心をしなかったので、このあとのように、様々な方向に伸びていくことになります。
【35日目】7/17の状況。畑の半分程を覆い始めています。この増殖力には驚きです。つるの先端が隣の畑に侵食し始めたので、これ以降は毎回畑に行って、隣に近いつるを切る作業を実施しました。
この頃には、既に蕾を付けています。かぼちゃは、雄花と雌花がありますが、この写真の時点では雄花ばかりでした。当初は雌花が付かなかったので慌てました。
【40日目】7/22時点。ようやく雌花の蕾を確認することができました。かぼちゃは、自然受粉が難しいようです。そのため、花が咲く早朝に、受粉作業が必要となります。ものによっては遅くも10時までに実施すると有ります。受粉作業は、雄花を切って、受粉作業をしやすいように雄花の花びらを切り取り、おしべの部分を露出後、雌花に擦り付ける作業をするようです。
早起きができない筆者は、受粉はあきらめて、自然受粉にまかせました。
開花と結実
【50日目】8/1時点。とうとう畑を覆い尽くしてしまいました。畑に行くたびにつるの先端を切っていますが、この状況です。
また、暑くなってからはうどん粉病が蔓延しはじめました。写真右側の葉に、白いものが見えます。
自然受粉ながら、着実したものがでてきました。
残念ながら、こちらは実がおおきくならず、腐ってしまったものです。受粉せずこうなったのか、受粉をしても、うまく育たなかったのか?こういったものが多いです。
収穫・結果
【54日目】8/5時点。最終的に収穫できた1つだけのかぼちゃです。筋がはっきりしてきて大きくなっています。
【58日目】8/9時点。色が濃くなって、かぼちゃらしくなってきました。この深緑色は、日に当たることで濃くなるそうです。したがって、裏側は色が薄く中身と同じ色(だいたい色)になっています。まんべんなく色を付けたい場合は、光を反射するトレイなどを下に敷いたりするとよいそうです。
【66日目】8/17時点。もはや筆者の畑はかぼちゃに埋め尽くされています。。。
この頃になると、毎週、畑にでかけ、隣地の畑に侵食しそうなつるを切り、うどんこ病対策として、重曹スプレーを散布しました。
下の写真ではわかりにくいですが、葉の至るところに白い斑点が付いています。かなり蔓延しています。
重曹スプレーは、重曹1gに対し水1000ml、つまり0.1%程度の濃度にして、スプレー散布するものです。散布後は増殖を抑制しているように見えます。ただし、毎回散布しないと、すぐにうどんこ病が広がってしまいます。葉にも若干ダメージがあるように見えますが、うどんこ病が増殖することに比べれば軽微なものと思います。
【85日目】9/5時点。大きくはなってきたのですが、何が原因かわかりませんが、一部に傷と変色が発生しています。本来の収穫時期は、実についている茎がコルク上になってきたタイミングなので、まだ早いのですが、傷んだ部分が広がりそうなので収穫することにしました。
一般的には、受粉作業から45から50日目が収穫の目安とのことです、
筆者の場合は、おおよそ受粉から35日目ぐらいですので、10日近く早い収穫になります。
地面に付いていた方です。色が濃くならず、かぼちゃの中身と同様の色になっています。かなり黄色いので、明らかにまだ熟していません。ここから1ヶ月ほど追熟後に食してみましたが、残念ながら非常に味が薄く、ウリのような味でまずかったです。
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