- 日本語の表示は「fonts-noto」をインストールすることで可能になる。
- 日本語の入力は「ibus-anthy」のインストールといくつかの設定をすることで可能になる。ただし、英文字/日本語の切り替えが面倒である。
日本語の表示方法
前回の記事でAndroid端末にとりあえず、Linux環境を構築する方法を記載しました。
しかし、この環境でブラウザを立ち上げると、日本語ページは以下のように化けて表示されます。まず、この文字化けを回避します。
上記の記事に記載しましたが、まず、Terumxを立ち上げ、続けてubuntuに入って、次のとおり、インストールしてください。
sudo apt install -y fonts-noto
インストールすることで、日本語表示が可能になります。
日本語の入力設定
入力の設定は、何度か試行錯誤した上で、以下の設定で可能になりました。日本語入力環境としては、fcitx-mozcを設定したかったですが、どうしても日本語を入力できず、以下では、ibus-anthyの設定例を記載します。また、一度設定したあともibusが自動で起動しないので、手動で起動しています。
ubuntuの環境で、以下のとおり、インストールと設定を行います。
apt install -y ibus-anthy
apt install -y dbus-x11
sudo apt install language-pack-ja
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF8
このあと、vncserverを立ち上げ、Desk-top画面に入ります。入り方は上記の記事「Android端末でのLinux環境の構築方法」の最後の方を参照してください。
Desk-top画面に入ったあと、以下のとおり、メニューを出して、Settings->iBus Prefecturesを選択すると、iBusが起動します。iBusがインストールされていないとこのメニューが出ません。
iBusを起動して、以下が表示されたら「Yes」をクリック。
次に以下の設定を聞かれたら、「Yes」をクリック。もし、この設定ができないと自力でファイルを編集して設定する必要があります。
設定画面のうち、「Input Method」のタブを開くと、当初は以下のように日本が設定されていない状態になっていると思います。これに、日本語を追加します。
「Add」のボタンをクリックすると、「select an Input method」のリストがポップアップします。ここから「japanese」をクリックすると以下の画面に切り替わります。
次に、「Anthy」を選択して「Add」をクリックすると、日本語がInput Methodに追加されます。
これで設定は終わりですが、このままでは日本語入力ができません。上記のGeneralのタブの「Key board Shortcuts」に、日本語と英文字の切り替えショートカットを定義できます。私の場合は、<shift>spaceを設定していますが、キーボードでshift+spaceを押しても切り替わりません。
そこで、以下のとおり、画面右上に「_A」と出ているところをクリックするとメニューが出ます。ちなみに、「_A」はibusが起動していないと出ません。
「Input mode」をクリックすると、「Latin」が選択されていると思います。これを「Hiragana」を選択します。すると「_A」と表示されていたところが「あ」に変わります。この状態になると日本語が入力できます。
ブラウザを立ち上げてテストしてみます。右上に「あ」が表示されています。
以下のとおり、日本語が入力できるようになりました。漢字への変換もできます。
英文字入力したい場合は、先ほどと同様に、「あ」の部分をクリックして「Input mode」->「Latin」にすれば切り替えできます。
ただ、これは非常に面倒です。
ショートカットでの切り替えを何度か試し、うまく切り替えできるときも合ったのですが、ショートカットが効かない場合のほうが多いです。
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