これまでdocomo系のmvnoにて運用してきたHUAWAIのnova lite2では、最近あまりにも速度が遅く、使用に耐えない状況になっていたため、au回線を利用するUQモバイルに変更しました。
SIMを差し替えて、接続テストをしてみると、LINEやホームページの閲覧など、データ通信はできるのですが、通話しょうとすると「モバイルネットワークが利用できません」とのエラーが出て、コールセンターやショップに聞いても解決できなかったのですが、機種がVoLTEに非対応であることが原因でした。
- auでスマートフォンで通話するためには、VoLTE対応の4Gスマートフォンである必要がある。
- nova lite2は、VoLTE非対応であり、3Gサービスを使って通話しているため、SMSやインターネットの閲覧などのデータ通信は可能だが、通話ができなくなった。
各社の通話環境
VoLTEは、LTEというモバイル通信規格で音声通話を行うための仕組みとのことです。VoLTEに対応する前のLTE(4G)対応スマートフォンでは、音声通話をする際に3G通信に切り替えていました。しかし、切り替えることによる問題や、VoLTEの方が通話品質が高いことから、各社ともVoLTE対応に切り替えているようです。
docomo
docomoでは、設備集約の影響により、2GHz帯 および 800MHz帯 を利用する 3Gエリアの一部では、2022年1月より順次 2GHz帯を停波 し、800MHz帯(以降、FOMAプラスエリアと表記) のみに変更となっています。
VoLTE非対応の端末では3Gサービスを利用して通話しているので、この800MHz帯を利用しているものと想定します。
nova lite2ですが、VoLTE非対応端末です。しかし、docomoのmvnoで通話、データ通信ともにSIM切り替えの直前まで問題なく使えていたので、通話は3Gサービスを利用していたものと想定されます。
au
以下、auのQ&Aサイトからの引用です。3Gサービスはすでに終了しています。そのため、au回線を使用するUQモバイルのSIMでは、通話ができなくなったと想定します。
- auの3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」は、2022年3月31日をもちまして終了しました。
- 2022年4月1日以降、auの3G携帯電話、3Gスマートフォン、au VoLTE非対応の4Gスマートフォンはお使いになれません。
対処方法
au回線を利用して通話するためには、VoLTE対応機種に変更するしかありません。現時点では、おそらく殆どのものが対応していると思いますが、中古など数年前の機種や国産以外の機種を利用する場合は注意が必要です。
また、この場合のように、SIMだけ切り替える場合は、今まで利用できていた機種が利用できなくなる可能性があります。
各社HPに動作確認機種がありますが、利用できても掲載されていない場合が多く、参考程度にしかなりません。LTEの各社利用バンドと、利用したい機種の対応バンドが合っているかの確認に加え、VoLTEの対応有無も注意した方が良さそうです。
コメント